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みよごんの壺 堤真一さんについて、おもむくままに語ります。

堤真一 考 その9 ~期待される男~

先日の大河騒動には、
すっかり翻弄されてしまったみよごんだが、
奇しくも、
「彼」が多くの人に期待される俳優だということを
再確認する機会でもあった。



”男にも女にも日本史上最もモテた男”
”時代が求める愛すべきヒーロー”
”愛嬌(あいきょう)あふれる男”
“笑いと愛と波乱”が満ちてい(る男)
“見返りを求めない愛”を与え続け(た男)
「勇気と実行力」で時代を切り開く“愛にあふれたリーダー”
会った誰もが愛さずにはいられなかった(男)

以上のNHKのサイトに掲載された
魅力的な主人公を形容する言葉ひとつひとつに、
「彼」への熱烈なラブコールを感じたのは、みよごんだけだろうか。

少なくとも、
この役を演じるのにふさわしい俳優として、
「彼」に白羽の矢が立ったのは確かなことなのだ。
それも、
巨漢というイメージから配役されがちな役を
敢えて、細身で二枚目な「彼」にである。
歴史上有名な重要人物のイメージを塗り替える大胆な役どころを
「彼」に任せたい!と思ったに違いない。




「心の底から愛したくなる男」
「信頼すべきリーダー」
「人の心をつかんで離さない男」
「ゆるぎない信念を持った孤高の男」
「親しみに満ちた男」
「憎めない曲者」
「鼻持ちならない男」
「滑稽な男」
「放っておけない情けない男」・・・

どんな人物でも、
『ほら、ここにいるよ』
と魅せてくれる「彼」


きっとこれからも、
多くの人が「彼」に期待する。




そしてみよごんは、
「彼」の思う壺に嵌りながら、
醒めない恋の幻の中に棲む。
焦燥感にも似た”期待”で胸をいっぱいにして…








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堤真一 考 その8 ~愛される男~

昨日、日本アカデミー賞の「優秀賞」発表記者会見があった。

「海街diary」は最多12部門、
「日本のいちばん長い日」はそれに次ぐ11部門で受賞している。
「駈込み女と駆出し男」は主演男優賞と助演女優賞の受賞だ。

どれも、堤真一(以後敬称略)が出演した作品である。
おそらく、制作準備段階から期待が高い作品だったと思われる3作品。
監督も相当の意気込みで取り組んだであろう。
堤への厚い信頼がうかがわれる。

数多くの素晴らしい映画に出演し、
さまざまな役を演じる堤真一を観られることは、
ファンとして嬉しいばかりである。



さて、
再び、優秀賞受賞リストに目をやると、


堤真一 考 その7 ~父性~

堤真一(敬称略)の若いころの映像を見ると、
みよごんは胸が苦しくなる。

溢れるばかりの彼の若さに、
乙女心が刺激されているのかと思っていたのだが、
どうもそれだけではなさそうだ、と、
最近気が付いた。


続きは追記をご覧ください。

堤真一 考 その6 ~続・涙~

先日、テレビで兵庫県議会の議員が泣いているのを見た。
堤真一(以後敬称略)の涙に魅了されているみよごんとしては、
男の涙にここまでバリエーションがあったのか、と驚くばかりであった。

そして再び、人の心を動かす涙とはどんなものだろうかと考えていたところ、
鴻上尚史氏の7月3日のツイッターを見つけた。

人は本当に泣くとき、
泣くことは恥ずかしく精神のバランスを失うことなので、
なるべく泣かないようにするのに泣いてしまいます。
つまり、「泣きたくない」という反対のベクトルが存在しながら泣くのです。
思わずもらい泣きしてしまうのは反対のベクトルがあるからです。

話題の議員さんの泣く姿には反対のベクトル、
つまり「泣きたくない」は存在しません。

演技で人が泣くとき、
「泣こう」と思うので「泣きたくない」という方向は存在しないのです。

下手な俳優さんは、必死で「泣こう」とします。

名優は泣きながら「泣きたくない」と必死で思うのです。
でも泣くからそれは迫真の泣き姿になるのです。

議員さんの泣く姿は、凡庸な俳優の演技、
「泣こう」という意志が感じられます。

人は、本当に泣くとき「泣くのはいやだ」と思い、
それでも泣いてしまうのです。(後略)





ふいに「香田キャプテン」を思い出した。

堤真一は彼の人物像を
「感情がいろいろ出ちゃっている人だからね」
と語っている。

そう、
出したくないのに、出ちゃっているのだ。


香田はサイボーグと揶揄されているが、
視聴者は彼の無表情の中に、様々な感情をちゃんと感じていた。
彼が目頭を熱くするシーンも何度も観ている。
そして最終回にだけ涙を見せる。

香田一樹は、
堤真一が「反対のベクトル」を演じられることを証明した、
典型的な役のひとつだったのだろう。

堤真一 考 その5 ~翳り~

この週末、先日購入した「恋のチカラ」のDVDを一気に鑑賞した。

「やまとなでしこ」「武蔵」「GOOD LUCK‼」「ビギナー」など、
テレビドラマ出演が続いていたころの作品だ。

堤真一(以下敬称略)はトーク番組などで
「テレビドラマへのご出演は?」
と問われると、
「テレビドラマは旬な俳優さんが出演するもの」
と何度か答えている。
その言葉から推察するに、彼が考える
「堤真一」という俳優の旬はこの時期だったのか。

現在の彼は年を重ねているからこその、
とても素敵な男性であるが、
この当時の彼の容貌は特に魅力的である。

その「堤真一」が演じる売れっ子クリエイター「貫井功太郎」と
深津絵里演じるヒロイン「本宮籐子」の恋愛コメディ。
「やまとなでしこ」の二番煎じの感は否めないものの、
どっぷりヒロインに感情移入して観てしまった。

ドラマの後半、
貫井はゆるぎなかった自分の才能への自信を失ってしまう。

それからの「貫井」がカッコいい。

攻撃的でありながら、絶望に打ちひしがれた眼差し。
ときに、やり場のない感情を爆発させる。

そして、彼は腹を据える・・・


このあたりが「堤真一」の本領発揮ではないだろうか。



堤真一が演じる人物に「翳り」が射した時、
その人物が魅力に溢れ出すような気がする。

「GOOD LUCK‼」の香田キャプテン
「SP」の尾形係長。
彼らは背負いきれないものを背負って、
常に自身の中で戦い、大きな翳りをまとっている。

「舞妓Haaaan‼」の内藤ですら、
娘の出生の秘密に悩む姿を見せるころから、
カッコ良くなってしまう。

劇団☆新感線「吉原御免状」
終盤で古田新太演じる柳生義仙が
堤真一演じる松永誠一郎に斬られた断末魔に
「いいぞ松永、良い眼だ」
と吐く。
その時の堤真一の眼が良い。
明るく、まっすぐだった松永の心に
憎しみの「翳り」が宿った瞬間なのだろう。



この「翳り」こそが、
彼に夢中にさせられてしまう物の正体なのかもしれない。

堤真一 考 その4 ~涙~

堤真一(敬称略)の演技を思い出すとき、
外せないのが「涙」ではないだろうか。


堤真一ファンでならずとも印象に残っているのは
「容疑者Xの献身」のクライマックス、
石神の号泣であろう。
あの映画のすべては、この瞬間、
堤真一に持って行かれたのである。

風貌もさえなく、
やっている事もどこかオタクっぽく、
実はストーカー?と思わせる場面もあり、
嫌悪感すら抱かせる役柄なのに、
石神が膝を折って崩れ落ちた途端
観客は彼に共感してしまう。
恐ろしい過ちを犯しているにもかかわらず、
彼の全てを捧げた願いが成就しなかったことを嘆くのだ。


「SP革命篇」
麻田首相に銃口を向けた尾形係長は、
微動だにしないまま、
大きく見開かれた左の眼から涙を流す。

そのたった一粒の涙は
彼の頬に痕跡を残しながら流れていく。

しかしその後、
ただ一人の同志と思っていた兄に裏切られたときでさえ、
彼は涙を見せることはないのだ。



「ALWAYS 三丁目の夕日'64」
六ちゃんの結婚を認めたとき、
鈴木オートは相手の男にすごむ。
「六を幸せにしなかったら、俺はお前をぶっ殺す!」
鬼の形相になった鈴木オートの目には
みるみる涙が溢れてくる。



「GOOD LUCK」最終回
新海副操縦士が無事ホノルルへの着陸を果たした時、
香田キャプテンは新海への講評を伝えながら
思わず涙に声を詰まらせる。



どの涙も「愛」故の涙だから、
見ている者の心を動かすのだと思う。

もちろん、
脚本も、演出も素晴らしい。
しかし、
堤真一だからこそ表現し得た涙ではないかと思うのだ。


昨年末に放送された
「神秘の熊スピリットベア」

スピリットベアと奇跡の邂逅を果たした時
彼は「涙が止まらない」。
彼の心の中に去来する物のすべてを推し量ることはできないが、
ともかく感動して涙を流したのだ。
「スタジオパーク」で当時を振り返った時でさえ、
彼の眼には涙がキラキラと輝いていたのだった。


ところで、
実生活において身近な男性の涙を見ることはあるだろうか?
事実は小説より奇なり、とはいうものの、
日常生活において
感動的な出来事はそうやすやすと起こったりはしない。
なおかつ、
その感動を敏感に感じて素直に表現するのは
なかなかできないことではないかと思う。

自分の結婚式で涙を流している新郎を見たことがあるが、
ほほえましいとは思ったものの、
あまりみよごんの心は動かされなかった。
同じ感動でもちょっと違うのではないかと思うのだ。



素晴らしい感受性を持っているから役者になれるのか、
役者をしているからこそ、感受性がより磨かれるのか、
どちらにしても、
極上の「涙」を見せてくれる堤真一に、
みよごんは惚れるのである。


堤真一 考 その3 モテ男の条件

世の中には、モテる人とモテない人がいる。
その違いはいったいどこにあるのだろうか?

ここで、みよごん流堤真一に見るモテ男の条件を考察してみたい。


まず、
女性に対して望む条件が少ない。

まだ「結婚できない男」を売りにしていたころ、
「女性であればいい」
「そんなに若くなくても良い」
とトーク番組などで語っていた。

「結婚できない男」を売りにするところが、常に「彼女募集中だよ~~ん」と女性にシグナルを送っているのだ。
ズルい。


みよごんの長い人生経験から推察すると、モテない男に限って
「女は若いほうが良い」とか
「ブスはごめんだ」とか
「料理が下手な女はダメだ」とか、うるさい事ばかり言う。
しかし結局、モテ男が
「若く」て「美人」で「有能」な女性を手に入れるのだ。


次に、
多面性がある。

そもそも堤真一は役者なのだから、多面性があるのは当たり前なのだが、バラエティーなどで見せる3枚目とのギャップが甚だしい。
役者としての堤真一しか知らない人は、彼が関西弁を話すとは想像もつかないだろうし、笑うと口が逆三角になる事も知らないだろう。

SPの尾形係長にやられたみよごんとしては、映画のパンフレットで
「尾形との共通点は全くない」
と言い放つ堤真一に、最初こそ
「この人はファンサービスというものを知らないのか?嘘でもひとつくらい共通点を探せ!」
と憤ったものだが、そのあっけらかんとした飾らない人柄にいつしか惚れてしまったのである。

また一方で、まじめな演技論を語ったり、哲学的な話をしたりする。
それも、ありきたりの言葉ではなく、彼なりの言葉を紡ぎだして語ろうとする姿勢が大変魅力的である。

3つめは
色気がある。

う~~ん、本当はこの一言に尽きるんだろうなぁ…
何とも説明しがたいけれど、何もしなくても、何も言わなくても、その人の体から何かが出ているんだと思う。
オーラと言う人もいるだろうし、雰囲気、と言う人もいるだろう。
堤真一の場合、この色気の分泌量を自在に調節できるのではないかと思う。

4つめは
清潔感がある。

やはり、色気だけじゃダメなのよね。
これは生まれ持っての容姿が大きいかもね。
清潔感があるからこそ、色気が際立つのかなぁ・・・



とどのつまりは、ありきたりな堤真一礼讃に終始してしまった。
お粗末様でした。

堤真一 考 その2

その1に引き続き「好き」という感情の源について。


堤真一さんは凄く美しいと思う。
小さい頭、豊かな漆黒の髪、大きな瞳、まっすぐな鼻筋、固く結ばれた口元、引き締まった身体、長い脚・・・

でも、
役柄によってその美しさを惜しげもなく封印する。

「俺はまだ本気出してないだけ」
で主役の大黒シズオを演じ、世間の人からは
「堤真一じゃかっこよすぎるだろ」
という声もあったが、みよごん的には、十分過ぎるほどイケてない男を演じ切っていたと思う。
「容疑者Xの献身」の石神も然り。

堤さんご自身、
「髪型と服装に助けられる」
とよくおっしゃっているけれど、全くその通りだと思う。
そして、どうすればご自分が醜く見えるかをよく知っていらっしゃる。

全てを観客の前に曝せる強さというか、
役者根性に惚れるのである。

堤真一 考  その1

世の中に数多の俳優さんがいらっしゃる中、何故みよごんは堤真一さんが好きなのか?
この「好き」という感情の源は何なのか?

カッコイイ俳優さんもたくさんいる。
演技のうまい俳優さんもたくさんいる。

でも、「好き」と感じるのは堤さんだけ。


以前、NHKの玉三郎さんの番組で、玉三郎さんは堤さんの才能を見出し、堤さんは、玉三郎さんにお芝居の素晴らしさを教えてもらったとおっしゃっていた。

そのエピソードの中に、
『玉三郎さんが手の中に薔薇を持っているというお芝居をされて、その手を開いた時、堤さんははっきりと薔薇を見てしまった』
というのがあったのだけれど、みよごんもなんとなくわかる気がした。
「実際に存在しないものを見せてくれる」
「見ている人の心を操る」
そんなことができるのが、このお二人ではないかと思った。

そしてみよごんは、その魔法にかかってしまったのかもしれない…

うなじ

以前、堤真一さんが

「女性の和服っていいよね。うなじが堪らないんだよね」
みたいなことをおっしゃっていました。

でも、

みよごんに言わせれば、
「いえいえ、堤さんのうなじの方が、ず~~と色っぽいですよ」

SPの尾形総一郎さんの後ろ姿、良いですよね。
何なんだろう、強い意志と、暗い影が見て取れる。
ダークスーツの襟から白いYシャツの襟が覗いて、
きれいに整えられた襟足との間に垣間見えるうなじの、
なんと美しいこと。

GOOD LUCKの香田一樹キャプテンもそうだけれど、
あの種の役を演じるときは、
手首から先と、襟から上しか肌が見えないんですよね。

ストイックな役だからこそ、
そういうところから色気が滲み出てしまうのかなぁ?