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みよごんの壺 堤真一さんについて、おもむくままに語ります。

マッサン 第90話 昭和6年10月8日

堤真一さんが鴨居欣次郎さんを演じる
「マッサン」


今回の出演者は
玉山さん、シャーロットさん、エマちゃん、航大くん
そして
堤真一さんの5人だけです。

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鴨居さん最後のタイトルロールは
いつものエリーとマッサンの抱擁シーンではなく、麦畑でした。




大将の言葉を残したくて、
ものすご~~っく長くなってしまいました

大将に退職届を差し出し頭を下げるマッサンに
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「いつか言い出すやろとは思うてたけど、
 一番厳しい時に、おまえは鴨居を捨てるんか」

さすがの大将も落胆の色が隠せない。

マッサンの理想は認めるものの
資金の算段もできていないという
その甘さも知っている大将は
翻意を促す。

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「おまえの理想はいつか、山崎工場で実現できる。
 わてが必ず実現させたる。もいっぺん、よう考えてみ」



しかし、

自分の信じるウイスキーを造るためにこそ、
大将のもとを離れたいと言うマッサンに
大将の表情は一気に険しくなった。


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「なにぃ?」


マッサンは続ける。

「大将より先に、日本人がうまい言うウイスキーを作ってみせます」
「大将にも、ハイランドキルトにも負けんウイスキーを
 この日本でちゃんと酒とむきおうて作っていきます」



「無理や、お前は経営者にはなれん」

マッサンの事を知り尽くしている大将は
厳しい言葉で応酬する。



「無理やり社長になったらみんなが不幸になる。
 エリーちゃんも、従業員も、その家族もみんなや」

「どの道おまえは科学者や。
 ウイスキーに対する情熱は認める。
 そやけどおまえにはそれしかない。
 造る事だけに執着があって、
 売ること宣伝することには全く関心がない」

「経営者云うんは、
 商品を開発して、宣伝して、売らなあかん。
 石にかじりついてでも利益を上げて、
 みんなで分配せにゃあかん」

「おまえにはでけへんやろ」

「わてはやるで」


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「たとえ、イミテーションの鴨居言われたかて、
 従業員食わせるため、
 メイドインジャパンのウイスキー広めるためやったら、
 何でもやる」

「おまえにはでけへんやろ」


「できます」

「いや、でけへん」

「できます!」


「ほな、何で頭下げへんねん」

「わてに頭下げて、土下座してでも
 十万円貸してください言うたらええやないか」
「エリーちゃんの前で頭さげんのカッコ悪いんか?
 それともわてに遠慮しとるんか?」




「大将にお金借りるんは筋が違うと」



「そんなこと言うとる場合か。
 この際筋などどうでもええやろ」
「どない無様でも、はずかしゅうても
 腸煮えくり返ってでも、
 何とか10万円都合つけたろと思わんのか!!」

「会社のために頭一つ下げられん男が、経営者なれるか」
「経営者は従業員とその家族を食わせていかなあかん。
 幸せにしたらなあかん」
「おまえはホンマにそれがわかってんのか!」




マッサンは大将の前に膝まづき
頭を垂れる。




大将はその姿をしっかり見届けると

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固く瞼を閉じた。


踵を返して社長席に着き
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小切手にペンを走らせる。



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「もってけ!10万円や」



「大将、ありがとうございます、このお金は必ず

マッサンの言葉を、大将の背中が遮る。
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「返す必要ない。おまえの退職金や」


「日本人がウイスキーになじむまで、
 まーだまだ時間がかかる。
 日本人の味覚に合わせながら、
 ウイスキーを広め、お客の舌を育てなあかん」


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「そのためには2社3社とウイスキー造る会社が出てきて、
 お互い凌ぎおうて、ウイスキー事業を盛り上げていかんとな」

大将の顔から険しさは消えていた。


「大将に雇うてもらわんかったら、わしゃあこん国で
 ウイスキーを作ることができませんでした。
 このご恩は一生忘れません。
 ご恩に報いるためにも
 わしゃ北海道で日本一美味いウイスキーを作って
 この国で新しいウイスキーの時代を作ってみせます」

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「負けへんで」
「おまえがどんだけ美味いウイスキー造ったかて、
 わては負けへん」


ありがとうございますと頭を下げるマッサンの肩越しに、
エリーを見つけると、

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「なにもいわんでええ、
 エリーちゃんの気持ちは全部わかっとる」



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「これだけは忘れなや」
「このさき、何があろうと、どこへ行こうと、
 わてはエリーちゃんの味方や。
 困ったことがあったら、いつでもおいで」



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「ありがとうございます」

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別れの時は、
厳しい経営者ではなく、

あたたかいひと、鴨居欣次郎。



時は
昭和6年10月8日

マッサンと大将が出会ってから
はや、11年の歳月が経っていた。








堤真一さんが生み出した
鴨居の大将。

ダンディーで
エネルギッシュで
負けん気が強くて
でも
とってもやさしくて…

番組サイトで堤さんは

このシーンでは、セリフに裏がなく
全てが真実だと思って演じた

と仰っています。


大将はそういう人なんですね。
それだけマッサンに対する思いが深く
人と真摯に向き合う。

大将がぶつける言葉に
マッサンが応えるたび、
刻々と変わって行く大将の表情(心)。
人というのが
どうやって人と向き合うのか、
どうやって心を通わすのか、
どうやって相手と、
そして自分と折り合いをつけるのか、
じっくり見せていただきました。



みよごんは大将のラストシーン、
エリーちゃんを抱き締める大将が好きです。

大将の様々な顔の根底には
人間としてのあたたかさがあり、
このあたたかさの根拠は
堤真一さんのやさしさではないかと感じています。



たいへん、たいへん長くなってしまいました。
最後まで読んでくださって、
どうもありがとうございましたm(__)m





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みよごん

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2 Comments

みよごん says..."愛知さま"
ホント、不思議な安心感ですよね❤
叫びたくなる気持ちを
愛知さまと分かち合えて、
とってもうれしいです(^.^)

「三人姉妹」の稽古場潜入の時は、
カッコよかったけれど、
この安心感は感じませんでした。

やはり、
堤さんの演技力って
すごいですね🎵
2015.01.24 02:33 | URL | #- [edit]
愛知 says..."NoTitle"
大将がいるだけで妙に安心するんですが、
なんでしょうねあれは。
みよごんさんではないですが、
おとーさーーーーん!!と叫びたくなりました(笑)
2015.01.23 00:13 | URL | #- [edit]

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