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駈込み女と駆出し男 その16 儲け役 

堤真一さんが
江戸の光と影を背負った
日本橋唐物問屋堀切屋三郎衛門を演じる

大泉洋さん主演の
「駈込み女と駆出し男」

本日公開されました


三郎衛門さん、もっとお会いしたかったなぁ~
時代考証に基づいたお鮓も興味深かったけれど、
それより三郎衛門さんの旦那っぷりをもっと見たかった。
折檻シーンもあっという間。
殺陣ももっと見たかったし・・・堤さんいたのかなぁ?


でも、
堀切屋とお吟さんのお話は、とても印象的でした。
あの少ない出演シーンでもあれだけのことを表現できるのは
堤さんと満島さんだからこそ、と思うみよごんです。





原作である
井上ひさしさんの「東慶寺花だより」の『おぎん』の章。

そこに登場する堀切屋三郎衛門は
当ブログの江戸の光と影にも引用させていただきましたが、

まじめ一筋、働きづめに働いてきた男の顔ですな。
眉、目、鼻、口、顎・・・・・
そのどこにも強味(きつみ)と渋みがある。


と表現されています。

映画では、
お吟さんが堀切屋への想いを語る言葉として
何度も登場しました。

「強味(きつみ)と渋みがある男の顔」
う~~ん、堤さんにピッタリな形容!

原作と同じなのは堀切屋のこの風貌だけで、
あとは映画オリジナルのストーリーです。






映画の堀切屋の

落ち着いた品のある大店の主人。
べらんめえ言葉を操る盗賊の首領。
人知れず御用宿前で経を唱える托鉢僧。

という3つの顔。

このどれもが堤さんのはまり役にみえました。


そして、

座敷鮓屋での、
ほんのちょっとした瞬間に見せるお吟への愛情。
盗賊の首領としての荒っぽさ。
お吟の真実を知った時に思わず溢れる涙。
修羅場を潜り抜けてきたからこその男気。
お吟が「強味(きつみ)がある顔」と言うたびに
脳裏に浮かぶ堀切屋の横顔。
網代傘で顔を隠した托鉢僧の、
声が発せられた瞬間に悟らされる想いの深さ。
そして、その静かな所作の中に見えてくる
男の真心。


映画を観終わってから、
この全てがより一層鮮やかに
心に蘇ってきました。








江戸の光と影をまとった男、
堀切屋三郎衛門は、

大人の男を感じさせる美貌、
逞しい体を響かせた美声、
口以上にものを言う眼差し、
目に見えないものを見せてくれる不思議な魅力。

以上を兼ね備えた、
俳優「堤真一」ありきの人物。

監督がおっしゃる通りの「儲け役」でした。



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10 Comments

みよごん  

KEI さま

ご覧になったんですね(*^_^*)

出演時間はわずかでも、ステキな役でしたね。
カッコいいお2人だから、映画では描かれなかったことまで、
いろいろ想像してしまいます(・。・;

そして、
殺陣のシーンの情報、ありがとうございますm(__)m
実は私も本日また観てまいりました。
確かにいらっしゃいましたね。
2回観ると、さすがにいろいろな事が見えてきて、
初回よりずっと楽しめましたし、感動しました。
時間があれば、また観に行って
堀切屋の男っぷりに酔って来たいと思っています(^_-)

2015/05/19 (Tue) 22:31 | EDIT | REPLY |   

KEI  

もっと、もっと、もっと!

みよごんさん、こんにちは。
観てきました。

映画そのものも良かったとは思うのですが、
とにかく、お吟と堀切屋のエピソードがあまりに切なくて、
満島さんと堤さんがあまりにカッコよすぎて、
見終えてから、今までも、2人のことばかり考えてしまいます。
2人が一緒の場面は限られているものの、それぞれの想いが痛い程い伝わって来て、堪らなく、
それだけに、みよごんさんと同じく、もっと、もっと、もっと、観たい!と思いました。

真実を知っての堀切屋の涙溢れた瞳が琥珀色に輝いていたのが、特に忘れられません。でも、それも、幻想だったのかもと思える程、本当に全てがあっという間に感じられました。

そうそう、殺陣ですが、堤さん、いました!
あれは、堤さんだと思います。
迎え討つところで最初アップになって、
少し引きのカットもあったけれど、
もっと引いたカットだと、全然分からず…
画面が暗いんですよね。

それは、ともかく、堤さんと満島さんが織りなした大人の愛の物語に、今は胸が一杯です。

2015/05/19 (Tue) 11:20 | EDIT | REPLY |   

みよごん  

luna さま

ご丁寧にありがとうございます。
承知しました(^_-)-☆

2015/05/17 (Sun) 15:39 | EDIT | REPLY |   

luna  

ごめんなさい

前のコメントをちょっと書きかえました。相済みません。m(__)m

2015/05/17 (Sun) 15:31 | EDIT | REPLY |   

みよごん  

luna さま

ブログ拝読いたしました。
さすが!又いろいろな事に気づかせていただきました。

暖簾の向こうは矢印ですか(笑)
あの衣装を着れば、誰もがあのようになる訳ではないですものね。

>The「役者:堤真一見本帳いろんな味が少しづつ楽しめる」です。
同感です。
堤真一懐石風 、ですね(^^♪


2015/05/17 (Sun) 15:24 | EDIT | REPLY |   

みよごん  

KEI さま

堤さんの殺陣について感想が上がっていましたか!
よかった(*^_^*)
一緒に行った夫に訊いたら、いなかった!
と言われて「幻を見たのか?」と不安になっていました(>_<)
KEIさま、目を凝らしてみてきてください。

今、「カムイの海」観ています。
堤さんって、本当にあったかい人なんですね・・・
ドコモのCMも流れて嬉しいです❤


2015/05/17 (Sun) 15:11 | EDIT | REPLY |   

luna  

正面矢印 (^^;)

観てきました。

ほんとイイ役も貰われました。でも彼自身が儲け役にしたのです。

The「役者:堤真一見本帳 いろんな味が少しづつ楽しめる」です。

托鉢僧の去りゆく姿が一瞬ではなくて、
2回?3回?映っていることに監督の想いが伝わってきました。
暖簾越しの正面は「矢印」と脳裏に浮かびましたが (^^;)、
以前から私がおススメする「後ろ斜め45度」はやはり魅力的です。
それまでの色々な立ち振る舞いが
総て三郎衛門の中にあることが納得できます。
感想追加しました。またお立ち寄りください。

2015/05/17 (Sun) 10:15 | EDIT | REPLY |   

KEI  

No title

いえいえ、気になさらず。
見分け難い場面だったようですね。
でも、堤さんの殺陣はさすが、というコメントを目にしたので、いらしたのかも。
殺陣に堤さんを使わないのも、勿体ないし…
それが、もし、あっという間の場面でも。
とにかく、明日、目を凝らして観てきますね。

今日放送の北海道旅も楽しみです。

2015/05/17 (Sun) 09:20 | EDIT | REPLY |   

みよごん  

KEI さま

ごめんなさいm(__)m
殺陣に関しては、堤さんがいらしたかどうかも分からなくって、
そういう意味でももっとみたかったなぁ、ということなんです。
本文の方も書き直しました(>_<)

映画を観ている時はあっという間の出演シーンですが、
あとからジ~~ンと来るのが、
堀切屋とお吟の関係だと思いました。

月曜日、楽しんでいらしてください(^_^)/

2015/05/16 (Sat) 22:58 | EDIT | REPLY |   

KEI  

No title

みよごんさん、こんばんは。

読んでいるだけで、グッときてしまいました。

殺陣もあるのですか?!
それは、全く期待していなかったので、
それが、あるだけで、楽しみだったりします。

堤さんと満島さんが、短い時間の中でも魅せてくれるのは、
CMでも実感しています。
そして、お吟の台詞からも、堀切屋を感じられそう。
そういうの、好きなんです。

私は月曜の鑑賞となりますが、
強味と渋みも楽しみだし、
出演時間より濃密な中身に期待です!

2015/05/16 (Sat) 19:09 | EDIT | REPLY |   

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