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2016_10
22
(Sat)12:00

るつぼ 21

堤真一さんが
運命に翻弄される農夫
ジョン・プロクターを演じる

「るつぼ」


昨夜10月21日、
ABCラジオの特番、「秋の芸術スペシャル」で、
堤真一さんと黒木華さんのインタビュー
放送されました。


インタビューに答える堤さんと黒木さんは
なんと、舞台を終えたばかり!

番組は、インタビュアーの方の、
苦しみぬいたプロクターを演じ終えたばかりの
堤さんを労う言葉から始まりました。

それにこたえて、
「そうですね、疲れますね」
と、堤さんの第一声です。





Q、どういう風に演じようと思われましたか?

堤さん
最初演出家が言われたのが、
「嘘をつきたくない」と言われたので、
だからまあ、
吐く言葉、吐く言葉にぜんぶ真実があるっていうか、
お芝居としてというよりは、
心情的な嘘をつかずに、ていうことだったんで、
それだけを守ろうと思って、
あとは、どういう感情になるかはちょっとわからずに、
とりあえずやってみるっていう稽古でしたね。
こうやろうとか、こういう方向でやろうとは、
あまり思わなかったですね。
相手の人に喋っているうちに、
勝手に感情が出てくるっていうか、
稽古もそういう感じだったんで、
あんまり、なんかこう、最初の頃は
ちょっと感情を押し出してやってた部分はあるんですけど、
まあ、少しずつ回数重ねて、あまり体には無理をせず、
普通に言葉が出てくるようになってきてると思うんですけどね。

吐く言葉、という表現に、堤さんのセリフへの思いが感じられます。
人間の内面から絞り出されるイメージが湧きますね。






Q、すべての役にそれぞれの主張があると感じたのですが?
メモできなかったので、正確な言葉でなくてごめんなさい m(__)m

堤さん
演出も例えば、
裁判官側の方の人も、決してその、
物語読んでると「こいつただの悪党だ」と思うことあるんですけど、
それは、悪党として演じることではなくて、
彼は、彼の主張がある。
そこには人間の汚い部分もあるんだけど、
それをいわゆる正義と悪の演じ方みたいな形では、
演出家は決して要求してこなないんですよ。
自分が言っていることが正しいと思っているわけだから、
それを、ここを曲げたら絶対駄目だ、
自分の正義として語るということが、
ちゃんと議論になっていくっていう、
そういう演出をしてくれているので、
みんながそれぞれ立場によって、
チーバー(プロクターの友人、法廷書記。自分が知っている彼の不利となるようなことを次々に言ってしまう)は彼の正義感で生きているんだっていう、
それを、わざと悪いことをやっているっていう風に演じることは、
ジョナサンはNOって言う。
あなたは、あなたが正しいと思っているんだから、
っていう演出ですからね。

そうそう、チーバーってイラっとするんです。
そこでそういうこと言うの?!プロクターの友人でしょ!!
ちょっと考えて!って(苦笑






Q,アビゲイルをどのように見せたいと思っていますか?

黒木さん
見せたいな、とは考えていないですね。
結構精いっぱい。いっぱいいっぱいです。
どうやろうかというよりか、
もう、家に帰ってから考えることはたくさんありますけど、
やってるときは「ジョン!」て思いながらやったり、
今、この状況をどうすれば自分が助かるんだろうか、だとか、
自分のその時の目的を考えるようにしてます。

みよごん、今まで2回観劇したのですが、
XA列とXB列だったんです。
セリフがない時の黒木さんを拝見していて、
アビゲイルが窮地に陥っているときなんか、
見ているみよごんがじっとしていられなくなるような緊張を感じました。






Q,インパクトが大きいオープニングのシーンについて。

黒木さん
見たいですね。
黒木さんは舞台上ですから残念。

堤さん
もちろん物語上、台本にはないんだけど、
こういうことやってたっていう、
ちょっとした象徴的なシーンにしているんですけど、
見てくれた人が。
踊り、振り付けがどうしてもあるんですけど、
振り付けって、ちょっとさめちゃう部分があるじゃないですか。
ダンスって感じじゃなくて、体のそういう表現なので、
ダンスも体の表現なんですけど、きれいにとかじゃなく、
振り付けが突拍子もないから、
見てるほうは何が始まるんだろうっていう、
なんとなく「るつぼ」を知っている人でも、
これなんだって、ここから始まるの?っていう。
また灯もとてもきれいだし。

突拍子もないとは思いませんでしたが(笑)
異様で独特な動きが雰囲気にピッタリでした。
灯について放送では微妙な表現をしていたから、
見てのお楽しみにしたいんですね。
では、みよごんもあえて書きませんが、
ともかく席が舞台から近かったので五感に感じる演出でした。
そういえば1幕も2幕も、戯曲にはない演出で始まるんですね。






Q、お芝居の後、どこかすっきりした気分になるのはなぜでしょう?
こちらも、メモできなかったので、正確な言葉でなくてごめんなさい m(__)m

堤さん
やりようによっては、
「るつぼ」より「どつぼ」になる感じなんですけど(一同笑)
結果、エリザベスとプロクターっていうのは
自分自身で選択するっていう、
自分の意志なんだ、っていうことがすごく大事で、
プロクターってず~~っと
実は自分でものを決めれない人っていうか、意外とね、
その責任を取れていないっていうか、
だから最後の最後でも
「俺にどうしてほしい?」って奥さんに訊くんですよ。
自分がどうしたいのか、だから
どうすべきとかじゃなくて、
一番大事な、どうしたいかっていうことが、
それが選択できるのって、
まあ、普通の生活社会でも、いろんな社会の状況だったり、
まわりだったり、人間関係だったり、
それを考えて、
自分がどうしたいっていうことを、意外とやってないもんじゃないですか。
選択していないっていうか。
もちろん社会っていうもんがあるから、
全てがそういうわけにはいかないんだけど、
そこの選択をするっていうことの大事さっていうか、
だから、まあ、
話としては死に向かっていくんだけど、
でも、自分自身で選んだことなんだっていう覚悟っていうか
そういうことが伝わるから、
あまり悲劇的に思わないのかもしれないですね。

プロクターは自分の心の声を聴いたんですね(涙)



Q、ジョン・プロクターの生きざまはいかがですか?

堤さん
ん~~。やだね。
いいじゃん、別に、そんなことで。
後よく聞き取れませんでしたm(__)m
ともかく、堤さんが崇高過ぎない人でよかった(笑)






Q、素の黒木さんから見てアビゲイルは?

黒木さん
かわいそうだとは思いますけどね。
やり方がちょっと駄目だっただけで。

う~~ん、みよごんもそう思いますね。
あの閉塞的な地域で身寄りのない彼女が
幸せになれる夢を見てしまっても責められないかな?と・・・
まず、プロクターに惚れちゃう気持ちがわかるので(苦笑)


堤さん
でも、最初はともかく言っているわけですよ。
ただの遊びだって。
ということも言い続けて、で、それで、
このままだと自分のやっていたことが、
もしかしたらそのことで、
血を飲んだり、そういう黒魔術のことをやったということだけで、
もしかしたら絞首台に上らなければならないとなった時に、
いや、ただの遊びだったといった時に、
ヘイルが来ちゃうから、
大人たちがみんな悪魔にしていくんですよね。
悪魔とか魔女とか彼女は言ってない。
彼女は否定するんですよ、ず~っと。
なのに、神父とかがやって来て、これは悪魔だって。
大人の政治に結構巻き込まれたりとか。

なるほど!ということは、
プロクターを演じているときも、
ある場面までは、アビゲイルがそこまで悪魔だとは思っていないのですね。




この後、
デスクワーク(ディスカッション)での
溝端淳平さんと小野武彦さんのお話が出ます。
プログラムにも載っているお話で、
堤さんはおふたりが大好きなそうです。
溝端さんは判ったフリが全くできない人。
小野さんは人の話を聞かない+自分の思ったことを全部口にする、そうです。




最後におふたりからメッセージです。


堤さん
難しいとか、本当にそういうわけではないんで。
笑いがないので残念なんですけど。
物語として楽しめる話なので、
笑えないとどうしても、と思っている人はちょっと無理かもしれないですけど、
きっと、物語としては楽しめる、3時間ぐらいあるんですけど、
でも、一切、目を離さずに見れる舞台だと思うんで、
なかなか、こういうの、ないと思うんで、是非、来てほしいですね。


黒木さん
3時間ちょっとっていう、結構長めな舞台なんですけど、
お話的にももちろん、
視覚的にも楽しんでいただける舞台だと思いますので、
是非「るつぼ」の空気に浸かりに来てくれたらうれしいな、と思います。



堤さん、関西人にわかるかなぁ?とおっしゃっていましたが、
関西の方には笑いの要素が不可欠だと思っていらっしゃるんでしょうか?
でも、みよごんの個人的な感想として、
笑える箇所、3か所くらいありましたよ。
そして、
大阪はお客さんの存在感がある、とも仰っていました。





そうなんだ・・・大阪まで遠征してみたいなぁ・・・♡




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